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本の感想や観戦してきたレースの思い出話

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「凍てついた墓碑銘」

ナンシー・ピカード著

凍てついた墓碑銘(ハヤカワ・ミステリ文庫)凍てついた墓碑銘(ハヤカワ・ミステリ文庫)
宇佐川晶子

早川書房 2009-06-25
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久しぶりにナンシー・ピカードの本を読みました。
カンザス州の小さな田舎町が舞台。

ある冬の夜、若い娘が雪の中で死体で見つかった。
見つけたのは牧場を経営している保安官の父と息子。
牛が雪の中でお産をして子牛が死なないよう探している途中のことだった。

見つかった娘は診療所に運ばれたがそこで行われた行為が、幸せな若い恋人達を引き離した。
そしてその娘は身元不明で葬られ、今はその墓に祈ると病気が治るという"聖処女"伝説ができている。

舞台は17年後、恋人の男性の母親が亡くなったことから廻りだす。

恋人達の片割れミッチはこの事件で両親にいきなり家を離れろと言われ、地元のハイスクールを卒業しないまま、町から出て17年間町に戻らなかった。
母親の葬儀にも戻らなかったが、メモリアルディならいいだろうと思い、町へ戻ってくる。
なぜ自分が町を離れなければならなかったのか・・・

そして、恋人のもう一方アビーもまた理不尽な思いから逃れられずにいる。
なぜいきなりミッチはいなくなったのか・・・

謎ときという点では、登場人物の中の探偵役が探り出すという話ではないので、少々不満かも。

身元不明の娘も、話の中で身元はすぐにわかる。
そして、なぜその娘が死んだのかもだいたい想像がついてしまう。
なぜ、身元不明にしなければならなかったのか、の説明は関係者が知っていた話をして終わりで
娘に対しての罪悪感を感じているようではなく、犯人への追求も甘い。
アメリカの地方の名士といわれる人達の思い上がりも感じる。

この本では、悪を糾弾する度合いは低い。
あの時はそうするしかなかったの・・・ですまされていると思うのは私だけだろうか。

17年後にも事件は起きるが、その犯人もはっきりとはかかれず、そういう点ではすっきりしない。

淡い悲しみが残る本である。

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